別居のご家族がペットとのお別れを行うために

ご遺体のケアで会いたい方との最後のお別れを

ワンちゃんや猫ちゃん、小鳥やハムスターなどの小動物でも、10年、15年と長生きするケースもあり、ご家族が幼い頃から一緒に過ごしてきたというケースも多いことでしょう。
そうした過程の中で、進学や就職に伴いお子様が別居されているケースや、ご結婚で独立され、今は別に住んでいるというケースも生じてきます。
帰省のたびに散歩に連れて行ったり、一緒に寝たり、可愛がったりし、毎日のようにご自宅にいるご家族からワンちゃんや猫ちゃんの様子を写メや動画で送ってもらうほどの溺愛ぶりを続けている方も少なくありません。

そこまで溺愛していないとしても、一緒に過ごしてきたからには、いざ亡くなると最後を見送りたいと思う方も多いはずです。
とはいっても、遠方にいれば直ぐに戻るわけにもいかず、仕事をしていれば土日などの休日でなければ戻れない方もいることでしょう。
可愛くてしかたないペットの死、最後のお別れであっても、ご家族やご親族が亡くなった場合と異なり、慶弔休暇を取得できるわけではないので、仕事の都合によっては直ぐに戻れないのが一般的です。

もっとも、最近はペットの病気や看護、死亡によって有給休暇を取得する方も増えているので休みをとることはできるかもしれませんが、亡くなった当日に戻れない場合も多いことでしょう。
人も動物も亡くなれば直ぐに死後硬直や腐敗が進行していきますので、別居のご家族が戻られるまでの間、ご遺体と最後の対面ができる状態に保てるように保冷やドライアイスによるケアを行いましょう。
適切なやり方が分からない方は、動物のお葬式の専門業者のホームページの案内を参考にしたり、依頼する業者がお決まりならアドバイスを受けたり、ドライアイスの提供とご遺体のケアのサービスを料金を払って利用するのがおすすめです。

お葬式でしっかりお別れを

わざわざ遠方から戻ってきたのですから、直ぐに帰るのではなく、1日でも自宅に残って、その間に火葬やお葬式を行い、悔いのないように最後のお別れをしましょう。
近くにペットのお葬式ができる施設や業者がない場合には、出張サービスを利用して専用車両の中で火葬をしてもらい、自宅にて祭壇を用意してもらって自宅葬を行うことができます。
移動時間を省いてお別れができるので、滞在時間があまりとれない別居のご家族には安心のサービスです。

近隣でペット葬や火葬ができる寺院や業者があれば、その場所を予約し、ご家族そろって心ゆくまで弔いを行いましょう。

お別れ後も思い出と一緒に

火葬が済んでご遺骨になった後の供養の仕方は、ご家庭の考え方やご予算などによっても様々です。

お墓に納められる場合には別居のご家族の方も、ご実家に帰省するたびにお墓参りに行けるような場所にお墓を求められるのがおすすめです。
ご遺骨をご自宅のお仏壇に安置される場合ですが、別居のご家族に特段の思い入れがあるケースや、いつも一緒にいたいといったお気持ちがある場合には分骨をして小さな骨壺にご遺骨の一部を分けて、嫁ぎ先や一人暮らしのご自宅に持ち帰って供養をする方法もあります。
また、分骨まではしなくても、ご遺骨の一片をケースなどに納めてペンダントなどの形で肌身離さず持ち歩くこともできます。
専門の業者やオンラインショップを探すと、ペットの写真をもとにポートレイトをガラスケースに刻んだり、焼き付けるなどしてオリジナルのご遺骨ケースを創ってくれるサービスもありますので、別居のご家族が大好きだったワンちゃんやネコちゃんなどとずっと一緒に居たいという想いを叶えるにも役立ちます。

ご家族それぞれが、一片ずつご遺骨を納めたペンダントなどをお守りのように持ち、残りのご遺骨はお墓に納める、散骨するといった選択もできます。