ペットを供養するためのお葬式を行いましょう

注目されるペットロス

飼い犬や飼い猫が死んでしまったため、精神的なショックを負って学校や仕事を休もうかと考えている方が増えています。
人が亡くなった場合は忌引という制度がありますので休むことができますが、動物が死んでしまっても社会は許してくれません。
甘えているだとか、たかが犬や猫でだとか言われてしまうこともありますが、飼っている動物もまた人と同じ家族ですから精神的負担は確実に生じます。

そこにいたはずのものが失われてしまうというのは耐えられないことです。

もちろんこうした悲しみは今に始まった話ではなく、昔からあったものでした。
小説家内田百閒は昭和を代表する文豪ですが、飼っていた猫が亡くなってしまったショックに耐え切れず泣きくれ、その傷を癒すために小説を一本書いたほどでした。
それどころか最近の研究では身近にいる動物が亡くなることで心因性の病気や、体に異常が出る例が報告されており、こうした事象はペットロス症候群と呼ばれています。
それゆえ、社会のほうでもこうした事例に関するカウンセリングなどが行われ始めており、決して見逃してはならない事柄となりつつあります。
こうした症候群を事前に防ぐためには、飼い主は身近な動物との別れを受け入れるための段階を踏まなくてはなりません。

いきなり死を受け入れろといわれてもなかなか受け入れがたいでしょうから、じっくりと時間をかけて問題を解決していく必要があります。
そこで注目され始めているのが日本伝統の儀式である葬式です。

ペットの葬式が各地で開かれている!

これまでもペットの供養は必ずしも蔑ろにされていたわけではありません。

たとえば亡骸を地面に埋めた上でお墓を作ってあげたり、適切な業者に死体を預けて焼却してもらう、といったことは行われていました。

しかし近年になって飼っている動物のために葬式を行う、という流れが生まれつつあります。
専門の業者によって支度が調えられ生前の姿を写した写真や花束などを飾り、棺に遺体を入れるという段取りは人間のために行われる儀式とそれほど変わりはありません。
もちろん火葬も焼却してもらって終わりではなく、お骨を採った上で後でお墓に納骨したり、業者さんにお願いして保存してもらったり散骨したりします。
一見奇妙なことに思えるかもしれませんが、しっかりとした儀式を行うことによって人間の心を穏やかにし、飼っていた動物が安らかに眠れるように祈る行為はそれなりの効果を有しています。
これによってペットロスと呼ばれる現象はなくなり、飼い主は元の生活にすんなりと戻れる可能性が高くなります。

ペットのお墓も専用のものが用意できる?

人を弔う場合、一通り式の段取りが終わったらお墓参りに向かって重ね重ね安らかに眠ってくれるよう祈る必要があります。
ペットに関してもこれは同様で、お葬式が行われるだけでなく専用のお墓を建ててもらうサービスも存在します。

家に広い庭などがある方でしたら、そこに専用のスペースを作っておきましょう。
そして注文しておいた墓石や墓標などを飾ればお墓の完成です。
とはいえ、中にはこうしたお墓を作るだけのスペースが家になかったり、マンションやアパート住まいのため自由にできないという方もいらっしゃるでしょう。
そこで頼りになるのがお寺です。

全てのお寺が動物のお骨まで預かってくれるわけではありませんが、中には動物専用のお墓のスペースを用意して全国から供養を受け付けている、というお寺もあります。
一例を挙げれば岡山県の大聖寺というところでは実際に現地に足を運ぶ必要はなく、動物のお骨の入ったツボなどを着払いで送ればしっかりと供養してくれます。
供養している様子の写真も送ってくれるので不安なく仕事を依頼できますから、どこに埋葬しようかとお悩みの方は検討してみてはいかがでしょうか。