ペットが亡くなった際の対応の様々なスタイル

ご家庭でのお葬式

ペットが亡くなったといっても、種類や大きさなども様々であり、ご家族の想いや生活環境なども異なり、それに応じて採り得る弔いのスタイルも変わってきます。
人間の場合には火葬は必須ですが、動物の場合はお庭に土葬することも可能です。
もっとも、人間の世界でもかつての通夜と告別式を行うスタイルの葬儀がより簡素化したり、縮小した形に人気が集まり家族葬や通夜を行わない1日葬、火葬場での読経だけの火葬式など様々になったり、火葬のみをして後日お別れ会をしたり、散骨をしたりとスタイルも様々になっています。

動物の場合はさらに柔軟に執り行うことができるわけで、ただご遺体をお庭に埋めて手を合わせる、お花を手向けるだけの方法から、ご自宅に手作りの祭壇を用意して線香をあげたり、焼香したり、菩提寺などお付き合いのあるご住職などに来ていただいてお経を読んでいただくこともできます。
ご家族だけで最後のお別れ会をして、専門の業者や施設で火葬をしてもらうこともできますし、先祖代々のお墓がある場所やペット専用の霊園のお墓に入れることもできます。

お寺でのお葬式

ペットの家族化が進んだ現代社会では、時代のニーズをキャッチアップしたお寺も登場しています。
一般のお寺で人間向けのサービスとは別に動物向けのお葬式サービスを提供しているところや、別院などを設けて動物専門のサービスを提供しているケースもあります。
火葬施設も用意するお寺も増えており、お寺の一角に動物のご遺体を焼ける機器を導入し、専門のスタッフが付き、火葬前には住職による読経などが行われ、人間さながらの儀式を執り行ってもらえます。
火葬が済んだあとも、人間さながらにお骨拾いや納骨の儀式が行われます。

骨壺を受け取ったら持ち帰ってご自宅で用意した祭壇や仏壇に安置するほか、お寺に動物専用の納骨堂が完備され、年間費用などを払って預けることもできます。
サービス内容は異なりますが、定期的や月命日に住職が読経をしてくれたり、お寺のスタッフがお花を変えてくれたり、線香をあげてくれるサービスが付く場合もあり、頻繁にお参りに行けない方や遠方にお住まいの方なども安心して預けることができます。
室内などに設置されているので雨の日や寒い日、暑い日などもお参りがしやすく、墓地や霊園より人気も高まっています。

もちろん、お寺の一角や別の場所にペット霊園が用意されているケースもあります。

人間のお墓を購入して可愛がっていた犬や猫と一緒に入れますよ、といったサービスを提供しているところもありますし、動物専用の霊園があり、墓石なども犬や猫の形にしたりと飼い主の方の希望を反映したお墓作りができるところもあります。

専門業者の利用

動物向けのサービスを提供する寺院も専門業者の1つではありますが、宗教家や宗教施設とは別にペットの火葬やお葬式を専門的にサポートしている業者もあります。
人間のように葬儀会館的なものを設けて、そこで祭壇を用意するなどして家族葬が行え、火葬もその会館内で行え、納骨式や精進落としのお食事などがとれるスペースが設けられていたりと、人間さながらの弔いができる業者もあります。
一方で近隣にそうした施設がない方にも気軽に利用してもらえるよう、出張サービスをしている業者も登場しています。
出張サービスとは何ぞやと思われますが、火葬ができる機器を積んだ車両で自宅に伺うといった業者や、ご遺体をいったん引き取って専用の火葬施設で火葬を行い、ご遺骨をお返ししたり、永代供養ができる納骨堂などに安置してくれるといったサービスです。

ご希望やご予算により、個別火葬と合同火葬が選べ、個別の場合はご遺骨の返還を受け、個別供養もできますが、合同の場合は費用が抑えられる分、他の動物と遺骨が混ざってしまい、合同供養の形になります。